1級建築施工管理技士
概要
1級建築施工管理技士は、建設工事の現場において、施工計画の作成、工程管理、品質管理、安全管理などを行う「現場監督」のトップ資格です。 特定建設業の営業所ごとに必置の「専任技術者」や、大規模工事の「監理技術者」になることができます。 ゼネコンや工務店での昇進・昇格に必須の資格です。
試験詳細
試験は「第一次検定(旧・学科)」と「第二次検定(旧・実地)」に分かれています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日程 | 一次: 6月・10月、二次: 10月 |
| 試験時間 | 一次: 午前2時間30分/午後2時間、二次: 3時間 |
| 合格ライン | 原則として得点率60%以上 |
| 受験料 | 一次: 10,800円、二次: 10,800円 |
| 受験資格 | 学歴や実務経験による要件あり(令和6年度より制度変更あり要確認) |
| 試験方式 | 一次: マークシート、二次: 記述式 |
| 称号 | 一次合格: 技士補、二次合格: 技士 |
学習範囲・シラバス
- 第一次検定: 建築学、施工管理法、法規(四肢択一+応用能力問題)
- 第二次検定: 施工管理法(記述式)。経験記述(自身が担当した工事の管理内容)が重要。
難易度・勉強時間目安
- 難易度: 難関(一次合格率 40-50%、二次合格率 40-50%、ストレート合格率は低い)
- 二次検定の「経験記述」は、自分の実務経験を論理的に文章化する必要があり、対策が必要です。
- 勉強時間:
- およそ 200 ~ 400 時間