危険物取扱者 乙種4類 (乙4)
概要
危険物取扱者 乙種第4類(通称:乙4)は、ガソリン、灯油、軽油、重油などの「引火性液体」を取り扱うことができる国家資格です。 ガソリンスタンド、化学工場、タンクローリーの運転手、ビルメンテナンスなど、幅広い職場で需要があります。 危険物取扱者試験の中で最も受験者数が多く(全体の約6割)、知名度も抜群です。
試験詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日程 | 都道府県により異なる(東京都はほぼ毎週、他県は年2~4回程度) |
| 試験時間 | 120分 |
| 問題数 | 35問(五肢択一) |
| 合格ライン | 3科目すべてで60%以上の正答率 |
| 受験料 | 4,600円(非課税) ※2024年度改定により値上げの可能性あり |
| 受験資格 | なし |
| 試験方式 | マークシート方式 |
学習範囲・シラバス
- 危険物に関する法令 (15問)
- 指定数量、製造所等の区分、各種申請、保安講習など
- 基礎的な物理学及び基礎的な化学 (10問)
- 燃焼の理論、静電気、物質の状態変化、化学反応など
- 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 (10問)
- 第4類危険物(ガソリン、アルコール類、灯油等)の個別的性質、消火剤の種類など
難易度・勉強時間目安
- 難易度: 初級(合格率 30%~40%)
- 合格率が低めなのは、会社命令などで準備不足のまま受験する人が多いためです。しっかり勉強すれば合格は難しくありません。
- 「物理・化学」でつまづく文系受験者が多いため、基礎から学習することが重要です。
- 勉強時間:
- およそ 40 ~ 60 時間