相続診断士
概要
相続診断士は、一般社団法人相続診断協会が認定する民間資格です。 相続に関する基本的な知識を持ち、顧客に対して相続診断を行い、「相続」が「争族」にならないよう円滑な相続を支援する役割を担います。 家族のもめ事を減らし、話し合いのきっかけ作りをサポートする専門家として活躍できます。
試験詳細
試験はCBT(Computer-Based Testing)方式で全国260か所以上のテストセンターで随時実施されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験方式 | CBT(コンピュータ試験) |
| 試験会場 | 全国260か所以上のテストセンター |
| 試験時間 | 60分 |
| 問題数 | 60問 |
| 出題形式 | ○×、三肢択一、穴埋め方式 |
| 合格基準 | 70点以上 / 100点満点 |
| 受験資格 | 学歴・年齢制限なし(誰でも受験可能) |
| 申込期限 | 希望受験日の21日前まで(再受験は3日前まで) |
出題範囲
- コンプライアンス
- 民法(相続法)
- 相続税
- 成年後見制度
- 相続財産評価
- 相続対策
- 取引相場のない株式と事業承継
学習方法
相続診断士の学習は基本的に自主学習です。
提供される教材
- 基本テキスト: 試験範囲を網羅したテキスト
- WEB講義動画: 約5時間の解説動画
- 解説DVD: テキスト内容を詳しく解説(希望者)
- 練習問題: 公式サイトに掲載(繰り返し学習可能)
学習の流れ
- 基本テキストとWEB講義動画で学習
- 練習問題を繰り返し解く
- CBT試験を受験
- 合格後、相続診断士として認定
難易度・合格率
- 難易度: やや易しい~中の下
- 合格率: 約90%(非公式)
- 学習時間: 初学者でも十分合格可能
- 合格基準: 100点満点中70点以上
費用
- 初回受験料: 38,500円(税込)
- 基本テキスト代
- WEB講義動画(約5時間)
- 受験料
- 資格認定料
- すべて含む
- 再受験料: 16,500円
活躍の場
- 金融機関での相続相談
- 不動産会社での相続不動産アドバイス
- 保険会社での相続保険提案
- 税理士・行政書士事務所での業務補助
- 終活セミナーの講師
- 地域での相続相談窓口