土地家屋調査士
概要
土地家屋調査士は、不動産の「表示に関する登記」の専門家です。 土地や建物の所在・種類・面積などを調査・測量し、図面を作成して法務局に申請手続きを行います。 測量技術と法律知識の両方が求められる、不動産関連の難関国家資格です。 司法書士(権利に関する登記)や建築士、測量士と関連が深いです。
試験詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日程 | 筆記: 10月中旬、口述: 1月中旬 |
| 試験時間 | 午前の部(免除あり)、午後の部: 2時間30分 |
| 合格ライン | 択一・記述それぞれに足切り点あり、かつ総合点での判定 |
| 受験料 | 8,300円 |
| 受験資格 | なし(ただし「測量士」「測量士補」などの資格があれば午前の部が免除されるため、事前に取得するのが一般的) |
| 試験方式 | 択一式(マークシート)+記述式(書式・作図) |
学習範囲・シラバス
- 択一式: 民法、不動産登記法、土地家屋調査士法
- 記述式(書式): 土地・建物の調査図素図、地積測量図、各階平面図などの作図と申請書作成。関数電卓を使用した座標計算(複素数計算など)が必須。
難易度・勉強時間目安
- 難易度: 難関(合格率 8%~10%)
- 時間との勝負と言われる試験で、迅速正確な計算と作図能力が求められます。
- 勉強時間:
- およそ 1000 ~ 1500 時間
- 測量士補の取得から始めるとスムーズです。