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第三種電気主任技術者 (電験三種)

概要

第三種電気主任技術者(通称:電験三種)は、電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物(工場、ビル、発電所など)の工事、維持及び運用の保安の監督を行うことができる国家資格です。 電気設備がある施設には必ず選任しなければならない「必置資格」であり、電気業界では「独占業務」を持つ非常に価値の高い資格です。 定年後の再就職にも非常に強く、一生食いっぱぐれない資格と言われます。

試験詳細

2022年度より年2回(上期・下期)実施となり、2023年度からはCBT方式も導入されました。

項目内容
試験日程上期(8月)、下期(3月)
試験時間理論・電力・機械・法規 各科目ごとに設定
合格ライン各科目60点以上(難易度により調整あり)
受験料7,700円(インターネット申込)
受験資格なし
免除制度科目合格制(3年間有効)
試験方式CBT方式 または 筆記方式

学習範囲・シラバス

4科目すべてに合格する必要があります。

  1. 理論: 電磁気学、電気回路、電子理論、電気計測
  2. 電力: 発電所・変電所の設計・運転、送電・配電線路、電気材料
  3. 機械: 回転機(モータ)、変圧器、パワーエレクトロニクス、照明、電熱、電気化学、情報伝送
  4. 法規: 電気事業法、電気設備技術基準、施設管理

難易度・勉強時間目安

  • 難易度: 難関(合格率 10%~15%前後 ※科目合格制度利用含む)
    • 数学(高校数学レベル~)の知識が必須であり、理系資格の登竜門的存在ですが、難易度は高いです。
  • 勉強時間:
    • およそ 1000 時間
    • 理系基礎がある人で500時間~、文系初学者は1000時間以上かかることも珍しくありません。

公式情報