HSK 4級(中国語検定)
概要
HSK(汉语水平考试:Hanyu Shuiping Kaoshi)4級は、中国政府公認の中国語能力認定試験で、6段階あるHSKのうち中級レベルに位置します。 幅広い話題について中国語でコミュニケーションが取れる能力を判定し、中国語母語話者と流暢に会話できるレベルを証明します。 ビジネスシーンでの中国語使用や、中国出張での不安軽減に役立ちます。
試験詳細
HSK 4級は約1200語の常用単語と文法知識が必要とされます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日程 | 年に複数回実施(詳細は公式サイト参照) |
| 試験時間 | 約105分(リスニング30分+リーディング40分+作文25分+マークシート記入10分) |
| 試験構成 | リスニング、リーディング、作文の3部構成 |
| 合格基準 | 180点以上 / 300点満点(各パート60%未満でも可) |
| 受験資格 | なし(誰でも受験可能) |
| 受験料 | 7,370円(税込、2024年時点) |
試験構成
リスニング(約30分、45問、100点満点)
- 問題文は1回のみ放送
- 短文、会話、長文の聞き取り
- マークシート方式
リーディング(40分、40問、100点満点)
- 文章穴埋め問題
- 文章と文章の組み合わせ問題
- 長文読解問題
- マークシート方式
作文(25分、15問、100点満点)
- 語句の並べ替え問題(10問)
- 写真と単語を使った作文問題(5問)
- 自分で文章を作る力が必要
レベルと目安
- 語彙数: 約1200語の常用単語
- 学習期間: 大学の第二外国語として2年間(4学期)学習した程度
- 他試験との比較:
- 英検2級相当
- TOEIC 550~700点相当
- HSK 3級より上級(接続詞、副詞の知識と作文能力が求められる)
できること
- 中国語で幅広い話題について会話ができる
- 中国語母語話者と比較的流暢にコミュニケーションが取れる
- ビジネスシーンでの基本的なやり取りが可能
- 中国出張での日常会話がスムーズになる
難易度・合格率
- 難易度: 中級
- 合格率: 約60%
- 合格基準: 300点満点中180点以上(60%以上)
- 各パートで60%未満の得点でも、合計が180点以上あれば合格