実用英語技能検定 準1級 (英検準1級)
概要
英検準1級は、大学中級程度とされる英語力を証明する資格です。 「社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用することができる」レベルと定義されています。 大学入試での優遇措置、単位認定、教員採用試験での加点、海外留学など、幅広く活用できます。TOEICとは異なり、スピーキング(面接)やライティングも含まれるため、4技能を総合的に証明できます。
試験詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 一次試験:筆記90分+リスニング約30分、二次試験:約8分(面接) |
| 合格ライン | 一次試験(R/L/W)各750点満点のCSEスコア合計で1792点以上、二次試験(S)750点満点で512点以上 |
| 受験料 | 本会場: 10,500円(税込) ※S-CBTも同額程度だが会場・年度により異なる |
| 受験資格 | なし |
| 有効期限 | 資格自体は一生有効(留学等でスコア利用の場合は2年以内のものを求められることが多い) |
| 試験方式 | 従来型(ペーパー+面接)または 英検S-CBT(1日で4技能受験) |
学習範囲・シラバス
- 一次試験 (Reading, Listening, Writing)
- 語彙:約7,500~9,000語レベル(科学、医療、ビジネス、社会問題などの専門的な話題を含む)
- 長文読解、要約(2024年度新形式)、英作文(意見論述)
- 二次試験 (Speaking)
- イラストのナレーション、イラストに関する質問、社会性のあるトピックへの意見
難易度・勉強時間目安
- 難易度: 上級
- 2級との壁は厚く、特に単語の難易度が跳ね上がります。合格率は15%前後と言われています。
- 勉強時間:
- 英検2級合格レベルから: およそ 300 ~ 500 時間
- 語彙力の強化に多くの時間を割く必要があります。