銀行業務検定試験

概要

銀行業務検定試験は、銀行、信用金庫、信用組合、農協などの金融機関行職員を対象とした、業務遂行に必要な実務知識を測定する検定試験です。 「法務」「財務」「税務」の3種目が主要3科目と呼ばれ、昇進・昇格の要件としている金融機関も多いです。 年間約25万人が受験する、金融業界のスタンダード資格です。

試験詳細

種目や級によって試験形式（マークシート、記述）、実施時期が異なります。

主要種目と級

• 法務 (2級・3級・4級): 預金、融資、手形・小切手などの金融法務。
  • 3級: マークシート、年2回（6月、10月）
  • 2級: 記述式、年2回
• 財務 (2級・3級・4級): 財務諸表分析、企業診断。
  • 3級: マークシート、年2回（6月、3月）
  • 2級: 記述式、年1回
• 税務 (2級・3級・4級): 所得税、法人税、相続税などの税務知識。
  • 3級: マークシート、年2回（10月、3月）

※その他、「投資信託」「外国為替」「相続アドバイザー」「事業承継アドバイザー」など多数の種目があります。 ※CBT方式で受験可能な種目も増えています。

受験料・合格ライン (主要3級の場合)

• 受験料: 5,500円（税込）
• 合格ライン: 60点以上 / 100点満点
• 試験時間: 150分（2024年度など変更の場合あり、要確認）

難易度・勉強時間目安

• 3級:
  • 難易度: 初級～中級（合格率 30-40%程度）
  • 銀行員であれば必須レベルですが、初学者には専門用語が難しい場合があります。
  • 勉強時間: 30 ～ 60 時間
• 2級:
  • 難易度: 中上級（合格率 20-30%程度）
  • 記述式のため、正確な知識と応用力が必要です。
  • 勉強時間: 80 ～ 120 時間

公式情報

• 公式サイト (銀行業務検定協会)