色彩検定
概要
色彩検定は、色に関する知識や技能を問う検定試験です。 公益社団法人 色彩検定協会(AFT)が主催し、文部科学省の後援を受けています。 1990年にスタートし、累計受験者数は170万人を超える、日本で最もポピュラーな色彩に関する資格です。 ファッション、インテリア、グラフィックデザイン、商品企画、販売、環境色彩など、幅広い分野で役立つ「色の実践的な活用能力」を身につけることができます。
級の構成
色彩検定には、以下の4つの級があります。
- 1級: 色彩のプロフェッショナルを目指す人のための最上級資格。色彩設計や環境色彩など、高度な専門知識と実践力が問われます。2次試験(実技)があります。
- 2級: 実務に応用できるレベル。3級の内容に加え、より専門的な配色技法や、ファッション・インテリア・プロダクトなど各分野での具体的な色彩活用について学びます。
- 3級: 初めて色を学ぶ人向け。色の三属性やPCCS(日本色研配色体系)といった基礎理論、配色理論の基本などを習得します。
- UC級 (色のユニバーサルデザイン級): 色覚の多様性に配慮した、誰もが見やすい色使い(カラーユニバーサルデザイン)に特化した級です。
試験日程・方式
- 夏期検定: 6月(2級・3級・UC級)
- 冬期検定: 11月(1級1次・2級・3級・UC級)、12月(1級2次)
- 試験方式:
- 1級・2級・3級・UC級: マークシート方式(1級2次のみ記述・実技あり)
- CBT方式での実施は現在行われておらず、指定会場での一斉試験となります。