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舞台機構調整技能士 2級

概要

舞台機構調整技能士は、劇場やホールなどの舞台における音響機構の調整・操作に関する技能を認定する国家資格(技能検定)です。 2級は、中級レベルの技能者を対象としており、音響機器のセッティング、調整、ミキシング操作など、実務において指導的な立場に立ちうる技能が求められます。 プロの音響エンジニア(PAエンジニア)としての一つの目安となる資格です。

試験詳細

項目内容
試験時間学科:1時間40分、実技:約20〜30分(要素試験・作業試験)
問題数学科:50問(真偽法25問、多肢択一法25問)
合格ライン学科:65点以上(100点満点)、実技:60点以上(100点満点)
受験料実技:18,200円、学科:3,100円(標準額、都道府県により異なる場合あり)
受験資格実務経験2年以上(※3級合格者は実務経験なしで受験可、学歴による短縮規定あり)
有効期限なし(永久資格)
試験方式筆記試験(マークシート)および実技試験

学習範囲・シラバス

  • 学科試験
    • 音響理論(音の性質、電気音響)
    • 舞台機構・設備(音響機器、舞台用語、関連法規)
    • 電気理論・電子回路
    • 安全衛生
    • 音楽概論
  • 実技試験(音響機構調整作業)
    • 要素試験: 音源の聞き分け(音質補正等の聴音)、レベル調整等の判断
    • 作業試験: 実際のPA機器を使用したセッティング、サウンドチェック、ミキシング操作(課題曲に合わせたオペレーション)

難易度・勉強時間目安

  • 難易度: 中級
    • 実技試験では、迅速かつ正確な機器操作と、適切な音響バランスを作る感性が求められます。
    • 筆記試験は過去問対策である程度対応可能ですが、音響理論の基礎理解が必要です。
  • 勉強時間:
    • 経験者: 50時間〜(試験対策中心)
    • 実務経験が必要なため、日常業務でのスキル向上が直結します。試験特有の手順(安全確認など)を練習する必要があります。

公式情報