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LinuC Level 1 / LPIC-1

概要

Linuxの基本的な操作とシステム管理能力を証明する資格です。 日本では「LinuC (Linux Professional Certification)」と「LPIC (Linux Professional Institute Certification)」の2つの主要なLinux資格が存在します。以前は同一の試験でしたが、現在は別々の団体が運営しており、試験内容も異なりますが、レベル感や学習範囲には重複が多いです。 ここでは、一般的に広く認知されているLevel 1(サーバー構築・運用の基礎)について解説します。

試験詳細 (LPIC-1 / LinuC Level 1)

※両試験とも、認定には「101試験」と「102試験」の両方に合格する必要があります。

項目内容
試験時間90分(各試験)
問題数60問(各試験)
合格ライン500点 / 800点満点(目安)
受験料16,500円(税込)/ 1試験 ※認定には2試験合格が必要(計33,000円)
受験資格なし
有効期限5年間(ACTIVEな認定ステータスを維持するためには再認定が必要)
試験方式CBT(テストセンターまたはオンラインプロクタリング)

学習範囲・シラバス

101試験

  • システムアーキテクチャ
  • Linuxのインストールとパッケージ管理
  • GNUとUnixのコマンド
  • デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準

102試験

  • シェル、スクリプト、データ管理
  • ユーザーインターフェイスとデスクトップ
  • 管理タスク(ユーザ管理、ジョブ管理など)
  • 必須システムサービス(時刻、ログ、メールなど)
  • ネットワークの基礎
  • セキュリティ

難易度・勉強時間目安

  • 難易度: 初級~中級
    • コマンド操作や設定ファイルの編集など、実機での経験が重要です。暗記だけでは合格は難しい場合があります。
  • 勉強時間:
    • 初学者: およそ 100 ~ 150 時間(1試験あたり)
    • Linux実務経験者: およそ 20 ~ 50 時間

公式情報