校正技能検定 初級
概要
校正技能検定は、書籍や雑誌などの出版物における誤字・脱字の修正や、体裁の統一などを行う「校正」の技能を認定する日本唯一の検定試験です。 日本エディタースクールが1966年から実施しています。 初級は、校正者に必要な基礎的な知識と実務能力を身につけていることを証明する資格です。 ※初級は試験ではなく、認定校での指定単位取得によって認定されます。
試験詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | なし(単位認定のみ) |
| 問題数 | なし |
| 合格ライン | 指定科目の単位修得により認定 |
| 受験料 | なし(学費等に含まれる場合が多い) |
| 受験資格 | なし(誰でも学習可能だが、認定には指定機関での受講が必要) |
| 有効期限 | なし(永久資格) |
| 試験方式 | 認定校(日本エディタースクール、実践女子大学など)での指定科目修了 |
学習範囲・シラバス
認定対象となるコース(例:日本エディタースクールの校正コース)では、以下のような内容を学びます。
- 校正の基本: 校正記号の使い方、校正刷りの扱い方
- 原稿引き合わせ: 原稿とゲラ(試し刷り)を照合し、間違いを見つける技術
- 用字用語: 漢字、送り仮名、仮名遣いなどの正しい知識
- 実技演習: 縦組み・横組みの校正、素読み(原稿なしで間違いを探す)の基礎
難易度・勉強時間目安
- 難易度: 初級(基礎レベル)
- 指定されたカリキュラムを真面目に履修すれば取得可能です。
- 校正独自の記号やルールを覚える必要がありますが、未経験から始められます。
- 勉強時間:
- 認定校のカリキュラムによります(数ヶ月〜半年程度)。
- 通信講座や通学講座を受講する期間が学習時間となります。