日本語検定 2級
概要
日本語検定は、日本語の総合的な能力(語彙、文法、敬語、表記、読解など)を測る試験です。 特定非営利活動法人 日本語検定委員会が主催しています。 2級は、社会人トップレベル、大学生相当の日本語力が求められ、高度な敬語表現や豊富な語彙力が問われます。 ビジネスシーンや日常生活において、適切で洗練された日本語を使いこなせることを証明する資格です。
試験詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 60分 |
| 問題数 | 小問約50〜60問程度 |
| 合格ライン | 総合得点率70%以上、かつ領域別得点率50%以上 |
| 受験料 | 5,500円(税込) ※2級 |
| 受験資格 | なし(誰でも受験可能) |
| 有効期限 | なし(永久資格) |
| 試験方式 | マークシート方式 |
学習範囲・シラバス
以下の6つの領域から出題されます。
- 敬語: 尊敬語・謙譲語・丁寧語の適切な使い分け、二重敬語の誤りなど
- 文法: 言葉の決まり、助詞・助動詞の用法、文のねじれ修正
- 語彙: 類義語・対義語、慣用句、四字熟語、ことわざ、故事成語
- 言葉の意味: 辞書的な意味の理解、文脈に合った言葉の選択
- 表記: 漢字の書き取り(常用漢字)、送り仮名、仮名遣い、誤字訂正
- 漢字: 漢字の意味、熟語の構成
難易度・勉強時間目安
- 難易度: 中上級
- 1級に次ぐ難易度で、社会人としても高いレベルの国語力が求められます。
- 特に敬語の用法や、普段使い慣れない慣用句・四字熟語の知識が問われます。
- 合格率は20%〜40%程度で推移しています。
- 勉強時間:
- 社会人・大学生: 30〜50時間程度
- 苦手な人: 50時間以上
- 過去問題集や公式テキストを使った対策が有効です。